ドメインとサーバーの仕組みを完全解説【Web担当必見】

テクノロジー


・ドメインとかサーバーって言葉は聞いたことあるけど、人に説明ができない。

・ドメインもサーバーも契約しているけど、どのように繋がっているのかわからない。

・会社でWeb担当になったから基礎知識をつけたい。

こんなお悩みを解決します。

本記事の内容

・ドメインとはなにか
・サーバーとはなにか
・ドメインとサーバーはどのようにして繋がっているのか

上記内容について、詳しく解説していきます。

そもそもドメインとは?


ドメインは「現実世界の住所のようなもの」とよく例えられます。
まさにその通りで、イメージとしては住所のようなもので間違いありません。

しかし、ネットワーク上での住所の正体はドメインではなく、IPアドレスというものです。
このIPアドレスとドメイン、何が異なるのでしょうか。

住所の正体はIPアドレス?


ネットワークの世界ではドメインではなくIPアドレスが住所の役割を果たしています。
ネットワーク上の住所であるため、同じIPアドレスは存在しません(グローバルIPアドレスに限る)。

IPアドレスは、ネットワークに接続するすべての機器に割り当てられる数字であるため、ルーターなどの機器に対しても付与されています。

ドメインはIPアドレスのうち、外部に公開しアクセスを期待する機器に対してのみ紐づける、人間に理解しやすい文字列です。

ドメインを紐づけるべき機器


外部に公開しアクセスを期待する機器に対してのみ紐づけると解説しましたが、実際にはどの機器に紐づけ、どの機器には紐づけないのでしょうか。

ルーターなどの機器は外部からのアクセスを期待していないため、ドメインを紐づける意味がありません。
一方で、Webサーバーのように不特定多数の人からのアクセスを期待する場合には、人間が理解しやすいドメインを紐づけておくべきです。

例として、Googleにアクセスしたいとき、「google.co.jp」というドメインではなく、「172.217.161.67」というIPアドレスでアクセスする人はいるでしょうか?
IPアドレスだけでは、どこの会社のページなのかすら判断が出来ず、人間には扱いづらいためドメインを紐づけているのです。

つまり、Webサーバーのように外部に公開するものはドメインを持ち、ルーターのように外部からのアクセスを期待しないものに関してはドメインが不要ということです。

サーバーとは?


サーバーは「現実世界の土地のようなもの」とよく例えられます。
この土地の上に、Webサイトなどの家が建つというイメージで間違いありません。

自社でサーバーを管理することもできますが、最近ではレンタルサーバーを契約し、管理コストを減らす会社も多くあります。

レンタルサーバーにするメリットは何があるでしょうか。

レンタルサーバーのメリット


レンタルサーバーとは、Xサーバーやさくらインターネットなどが提供しているサービスです。
契約することで自社にサーバーを置かなくても、自社用サーバーとして運用できる優れものです。

サーバーを自社で構築するのは、ある程度の知識が必要となりますが、レンタルサーバーなら知識があまりない人でも運用できます。
また、サーバーに不具合が出た場合も、サービス使用者が多いため原因が見つかりやすいというメリットがあります。

ドメインとサーバーの仕組み


ドメインとサーバーがどのようなものかは、なんとなくわかったと思います。
ここでは、それら2つがどのような仕組みで動いているのかを解説します。

基本的にドメインを取得したら、Webサーバーに紐づけます。
ドメインとサーバーのやり取りは下記の流れです。

  1. ユーザーがブラウザで検索し、ドメインをクリックします。
  2. DNS(ドメインネームシステム)という仕組みで、ドメインからIPアドレスへの変換が行われます。
  3. 次に、そのIPアドレスを持つサーバーへ接続し、情報を取得します。
  4. 取得した情報がユーザーの画面に表示される。

このような流れでドメインとサーバーのやり取りがされ、ユーザーはページを閲覧することができているのです。
ドメインだけを持っていても何もできませんし、サーバーだけを持っていてもドメインがなければ基本的にユーザーはページへたどり着きません。

まとめ


・ネットワークにつながるすべてのものには、IPアドレスが割り振られている。

・外部に公開するもの(主にWebサーバー)には、ドメインを紐づける。

・DNSという仕組みでドメインからIPアドレスへ変換され、サーバーへアクセスする。

以上が本記事のまとめとなります。

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