こんにちは。CMOの相澤です。
今回は「コロナ禍におけるWebマーケティング」について解説していきます。
なぜ今Webマーケティング・Web戦略が必要なのでしょうか。このテーマを考えるにあたって、まずは現在のユーザー行動を理解しなければなりません。
・コロナ禍でなにが変わったの?
・Webマーケティングがなぜ必要なの?
・Webマーケティングって色々あって何から手をつけたら良いのか分からない…
こんなお悩みを解決します。
<目次>
1 Webマーケティングとは何か?なぜ今しなければならないのか
1.1 まずは現代ユーザーの行動理解をト
1.2 コロナ禍でのWeb滞在時間の増加
1.3 HPが店舗・オフィスに代わる役割を担う時代に
2 色々な事ができるWebマーケティング。まずはどこから手をつけるべきか?
2.1 まずはユーザー行動の「検索」に着目
2.2 HPがなければ見つけてもらえない=サービスが存在しないのと同義
2.3 HPを作る目的を見失ってはいけない
3 リスティング広告とはなにか?
3.1 数あるWeb広告の中でなぜリスティング広告なのか
3.2 特徴①「課金方式」
3.3 特徴②「タイミング」
4 まとめ
国内最大手広告代理店のWebマーケティング担当として、大手飲料メーカーや大手不動産、大手エステサロンなどのクライアントで年間15億円以上の案件を担当してきた実績・知見から皆様にわかりやすい情報をお届けします。
Contents
1 Webマーケティングとは何か?なぜ今しなければならないのか
1.1 まずは現代ユーザーの行動理解を
自身の日常を振り返って頂ければ分かりやすいかと思いますが、スマホの普及によって毎日のWebとの接触時間は大幅に増加しました。
毎日の通勤電車や、約束までのちょっとした空き時間、帰宅した後なども、常にスマホを弄ってWebと接触している。目的があって特定のことについて情報収集していることもあれば、特に目的もなくダラダラとSNS投稿や動画を見ている、そんな経験があるのではないでしょうか。
1.2 コロナ禍でのWeb滞在時間の増加
また、昨今のコロナの影響で、Web滞在時間はさらに増加傾向にあります。動画投稿サイトのYoutubeについては、コロナ禍での視聴時間の変化について、以下のような調査結果があります。
【YouTube】はコロナ禍前の1日の平均視聴時間は35分だったが、現在は48分に。特に10代の52.8%が視聴時間が「増えた」と回答した影響が大きいが、20代以上も共通して30%以上が「増えた」と回答。【テレビ】は世代間で増減が分かれたのに対し、全世代において平均視聴時間の増加が見られた。以前は【テレビ】の方が1日平均30分以上長かった10代の視聴時間が、コロナ禍を経て、【YouTube】が逆転。20代以上はいまだ【テレビ】の方が長く見ている結果となったが、10代は【テレビ】の1日平均85分に対し、【YouTube】の96分が上回った。
※紀伊民報「https://www.agara.co.jp/article/132446」より
上記調査結果からも、Web滞在時間の増加は特に10代の若者に顕著ですが、全年代通して言える傾向と言えます。
1.3 HPが店舗・オフィスに代わる役割を担う時代に
そんな状況下、ユーザーに見てもらう自社サービスの情報がWeb上で整っていないことは、サービスが存在していないことと同義とも言える時代となりました。
Web上に自社サービス情報を載せるという目的では、分かりやすいのが自社HPですが、今やHP=リアルで言う店舗・オフィスという構図が当たり前となっています。そのため、HPはとりあえず作っていれば良いものではなく、自社の顔としてきちんと作成しなければなりません。粗末なHPを作成しては、かえってユーザーから不信感を抱かれることになるため、しっかりと自社の雰囲気やサービス内容を伝えるHPを作成することが重要です。
2 色々な事ができるWebマーケティング。まずはどこから手をつけるべきか?
2.1 まずはユーザー行動の「検索」に着目
Webマーケティング・Web戦略が重要と分かっても、まずどこから手をつけたら良いのかが分からないという担当者の方は多いのではないでしょうか。特に現在では色々な事ができ、情報が溢れているWebだからこそ、自分に必要な情報を取捨選択することは非常に難しくなっています。
そのためにはまず、前節で述べた現代のユーザー行動に立ち返って考えるのが良いでしょう。
特に目的もなくSNSやYoutubeを眺めている時間もありますが、何かを必要としている時、人は「検索」という行動に出ます。気になるサービスがあれば「Google」で検索しますし、目当てのものが決まっている買い物であれば「Amazon」で検索するかもしれません。また、友人と行くおしゃれなカフェを探しているのであれば「Instagram」で検索するかもしれません。
このように、人は何かしらのサービスを必要とする時、まず「検索」という行動を行うのです。
2.2 HPがなければ見つけてもらえない=サービスが存在しないのと同義
この「検索」というユーザー行動に着目した時に重要となるのが、検索結果のページから自社サービスに関する情報への導線が確保されているかという点です。
最も汎用的なGoogle検索であれば、まず自社HPがなければ検索結果のページに載ることはありません。つまり、ユーザーが自社サービスを知る機会が無いということです。
どんなに素晴らしいサービス・製品を提供していたとしても、そもそも自社サービスを知ってもらう機会が無ければ、そのサービスは存在していないことと同義です。
2.3 HPを作る目的を見失ってはいけない
それでは導線を確保するために、HPを作ってさえいればOKかと言うとそうではありません。HPを作る目的はユーザーに自社サービスを知ってもらうことです。つまり、知ってもらうために、検索結果ページに表示され無ければ、せっかく作ったHPも意味がありません。
そのために必要なのがSEO対策と呼ばれる施策です。これはGoogleの検索結果ページにHPを載せるために行われる施策です。
SEO対策はGoogleのアルゴリズムに評価されるようにHPを改修していく施策なので、継続的、また長期的な視野で行っていくことが必要となります。
また、Googleの検索結果ページには自然検索の結果(オーガニック)と、リスティング広告と呼ばれるWeb広告の広告枠があります。
リスティング広告は、狙ったキーワードが検索された際に検索結果ページに広告が表示されるよう網を張る手法で、狙いたいキーワードを広告費を払って入札をして行くことで広告が掲載されます。
このリスティング広告は、SEO対策に比べて時間を必要とせず、単純に広告費をかけることで、検索結果ページ上部に導線を確保することができます。
3 リスティング広告とはなにか?
3.1 数あるWeb広告の中でなぜリスティング広告なのか
SNS広告やYoutube広告など、数あるWeb広告の手法の中で、よく実施されるリスティング広告ですが、なぜ選ばれるのか。これはリスティング広告の特徴である「課金方式」と「タイミング」が大きく影響しています。
3.2 特徴①「課金方式」
まず「課金方式」ですが、リスティング広告はクリック課金型の広告です。クリック課金とは、文字通り広告が「表示(掲載)」されただけでは費用が発生せず、広告が「クリック」されユーザーがHPへ遷移して初めて費用が発生する仕組みです。
多くのWeb広告(よく目にするバナー広告等)は広告表示(Impression)に対して課金が発生するImpression課金型の方式がほとんどです。また、リアルでの看板広告やチラシ等であれば、広告を作成して掲載すること自体に費用が発生しますが、それらの広告を見て実際に問い合わせがあった、来店につながった等は保証されていません。
一方、クリック課金のリスティング広告であれは、HPに来る(=来店)で初めて費用が発生する、極めて無駄の少ない広告手法なのです。
3.3 特徴②「タイミング」
次に、「タイミング」についてですが、こちらについては前述した「検索」の話を思い出して頂きたい。
Web広告はバナーや動画、SNSなど様々な手法がありますが、そのほとんどは広告主がアプローチしたいユーザーへアプローチを行う「Push型」と呼ばれる広告配信です。しっかりとターゲットとなるユーザーを狙った設計を行えば効果は期待できますが、そのユーザーが今その情報を必要としているかは分かりません。いざサービスを必要とした時に選択肢として挙がるよう、事前に認知を図るのが目的です。
一方、リスティング広告は「Pull型」と呼ばれる広告手法で、ユーザーがまさに今必要としている「検索」のタイミングでアプローチが可能です。
つまり、最もサービス利用に近いユーザーへ認知を図ることができる手法ということです。
この無駄のない課金形式と、今必要としているユーザーを捉えるタイミングが、リスティング広告が選ばれる理由です。
4 まとめ
今回、「Webマーケティングとは?コロナ禍にこそ必要なWeb戦略の考え方」というテーマで、現代ユーザーのWeb接触と、自社サービスの顔としてのHPの重要性、そしてサービスを知ってもらうための「検索」に着目したお話して来ましたが、全てがこのパターンに当てはまるわけではありません。
もちろん、汎用的なケースとして参考にしていただける内容となっていますが、サービス・ターゲットによって、Webマーケティング・Web戦略は様々です。
もしWebマーケティング・Web戦略でお困りのことがございましたら、是非お気軽にご相談下さい。