こんにちは、CTOの芳崎です。
今回は「ページスピードの重要性と、その改善策」について解説していきます。
ホームページやWebメディアを運用することが、当たり前となってきた現代。
Webマーケティングを担当する方にとって、SEOはいつまでも考え続けるテーマでしょう。
SEOの中でも、開発技術が必要となるページスピードの改善。
Webマーケターとして活動していきたい方、会社のWeb担当となった方は本記事で、基礎をしっかり固めていきましょう!
Contents
想定している読者のお悩み
・SEOで上位を狙いたいけど、何をすればよいかわからない。
・ページスピードってどうやって測るの?
・ページスピードを上げる具体的な改善策を知りたい。
このようなお悩みを解決します。
本記事の内容
・SEOで上位を狙うために必要な項目
・ページスピード測定方法
・ページスピードを上げる改善策
上記内容について、詳しく解説していきます。
CTO 芳崎のプロフィール・経歴
高校時代にプログラミングを独学し、大学在学中にWebコンサルティング会社を立ち上げる。(売却済み)
その後、都内セキュリティ専門企業でホワイトハッカーとして脆弱性診断(システムに欠陥がないかを診断する業務)を行う。
現在はamplitのCTOとして、エンジニアリング・エンジニア育成を行っている。
上記のような経験を基に、わかりやすい技術情報をお届けします。
それでは本題に入ります。
SEOで上位を狙うために必要な項目
Webサイトを運用する上で、切っても切り離せないSEO。
SEOで上位を狙うためには、あらゆる対策が必要となり、すべてを行おうとするとかなりの労力が必要となります。
まずは、どういった項目がSEOに影響を及ぼすのかをしっかりと理解し、1つずつ対策を施していきましょう。
SEOで上位を狙うために必要な項目は、おおよそ下記の通りです。
・コンテンツの質と量
・metaタグ等による内部対策
・ページスピード等開発レベルでの対策
一つずつ、解説していきます。
コンテンツの質と量
当たり前に聞こえるかもしれませんが、コンテンツの質と量は最後までこだわり続ける必要のある箇所です。
コンテンツの質が意味するものは、「キーワードの選定」「内容の新鮮さ」などです。
キーワードの選定では、どのような読者を想定していて、どのような検索キーワードからユーザーに来てもらいたいかを設計します。
設計したキーワードに沿って、記事を書き、記事内にもそのキーワードをうまく分散させる必要があるのです。
内容の新鮮さは、トレンドの移り変わりが早い業界などでは、必須でしょう。
古い情報をいつまでも載せていては、信頼性が低くなってしまいます。
metaタグによる内部対策
少し開発よりにはなりますが、metaタグを用いた内部対策は簡単にでき、必須の項目です。
特に、titleタグは必須と言えるでしょう。
一般的に、titleタグは30字前後で構成するべきと言われています。
そのページに関する最も重要な情報を記述していることを確認しましょう。
titleタグの前半部分に設計した検索キーワードを盛り込むようにしましょう。
ページスピード等開発レベルでの対策
本記事の主な内容となるのが、このページスピード。
ユーザーが検索行動をし、リンクをクリックした後、サーバーとの通信が行われます。
リンククリックからページが表示されるまでの速度をページスピードと呼んでいます。
ページスピードが遅いと、ユーザーにとって使いにくく、Googleからの評価が低くなってしまいます。
ページスピードを上げる改善策については、後に詳しく記述しますが、「画像の圧縮」「キャッシュ」「遅延ロード」が必要となります。
ページスピード測定方法
ページスピードがSEOに影響することがわかっても、自社のサイトのページスピードがどれくらいなのかを把握しなければ、何を改善すべきかの解決策が見つかりません。
ページスピードの測定方法には、PageSpeed Insightsを使用しましょう。
PageSpeed InsightsはGoogleが運用しているシステムであるため、SEO順位に直結するページスピードを正確に測ることができます。
まずはPageSpeed Insightsでスコア60~80点を目指しましょう。
そのためには、特に「ファーストビューの表示速度」が重要となります。
ファーストビューを表示するのに時間がかかってしまうと、PageSpeed Insightsで高得点を取ることはできません。
ページスピードを上げる改善策
ページスピードを改善する方法は、様々なものがありますが、主に下記3点をしっかりと対策していきましょう。
・画像の圧縮
・コンテンツのキャッシュ
・遅延ロード
一つずつ、解説していきます。
画像の圧縮
最近のサイトには、なくてはならない画像の存在。
画像がないと、かなり無機質な印象を受けてしまいます。
しかし、画像を多く配置すると読み込みに時間がかかってしまい、ページスピードを下げる要因となってしまいます。
画像を配置する際には、「必要以上のサイズにしない」ことを心がけましょう。
サイズの大きな画像は、データ量も多くなってしまいます。
ページに配置するのに不自然とならないサイズで、可能な限り小さなものを使用しましょう。
とはいえ、毎回画像サイズを変更するのは面倒で仕方ありません。
そこで画像圧縮ソフトを使用することをオススメします。
有名な画像圧縮ソフトに「JPEG mini」というものがあります。
使用方法も単純でドラッグアンドドロップするだけです。
圧縮率も高いうえに、画質が落ちないため非常に重宝しています。
WordPressを使用している場合には、「EWWW Image Optimizer」というプラグインがオススメです。
アップロード済みの画像も、これからアップロードする画像も自動で圧縮してくれるため、インストールするだけで対策ができてしまうという優れものです。
動画をページ内に使用している場合には、圧縮が必須となります。
画像に比べても非常に大きなデータ量となる動画は、圧縮をしてスムーズに表示できるよう心がけましょう!
コンテンツのキャッシュ
一度サイトを訪れたことのあるユーザーが、再度サイトにアクセスした場合、毎回サーバーとの通信をしていては効率があまりよくありません。
ページの情報をサーバ―もしくはブラウザにキャッシュ(記憶)させ、リピートユーザーにはそのキャッシュ情報を読み込ませる方が、表示速度は速くなります。
Webサーバー側で設定することにより、ブラウザがキャッシュを読み込むかどうかの判断をしてくれます。
キャッシュの指定には、主に「キャッシュさせない」「キャッシュの有効期限を持たせる」「更新されていなければキャッシュを使う」の3パターンがあります。
キャッシュを使うことの欠点としては、「サイト更新が即座にブラウザ側に反映されないこと」があります。
頻繁に更新を加える場合には、キャッシュの有効期限を設定するなどコンテンツの新鮮さに気を配る必要もあります。
遅延ロード
遅延ロードとは、全ての画像の読み込みが完了する前にレンダリング(画面描画)を行い、ファーストビュー表示までのスピードを速くする方法です。
具体的には、ページ下部の画像はあらかじめ読み込まず、スクロールに応じて読み込みを行う等、開発レベルでの対応が必要となります。
遅延ロードでは、適切な実装をしないと、クローラー(Googleの巡回ロボット)に画像を認識してもらえない可能性があります。
遅延ロードの採用はGoogleも推奨していて、クローラーが読み込むことのできる実装方法も公開してくれています。
下記リンク先の情報を基に、実装を行うと良いでしょう。
https://web.dev/lazy-loading/
まとめ
SEOを意識したページスピードの改善策を3点ほど解説しました。
「画像の圧縮」「キャッシュ」「遅延ロード」
これらは必須となる作業ですので、各ページにて適用すると良い結果につながるかと思います!
サイトを運営する会社・個人にとって、SEOは最後の最後までついて回る課題となってきます。
SNSが発達した今でも、SEOをないがしろにしてよいと考えるのは、難しいでしょう。
トレンドの移り変わりも早い分野ではありますので、amplitのブログにて定期的な情報更新も行ってまいります。
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