こんにちはCMOの相澤です。
今回は、今やWebマーケティングの成果を上げるために必要不可欠となったランディングページ(LP)について解説していきます。
以前ホームページとランディングページの違いについて説明した記事もありますので、こちらもご参考にどうぞ。
・ランディングページってどうやって作ればいいの?
・効果の出るランディングページを作るには?
・ランディングページ制作を依頼する会社はどうやって選べばいいの?
こんなお悩みを解決します。
<目次>
1 ランディングページ(LP)とは
1.1 ランディングページ(LP)の役割と目的
1.2 ランディングページ(LP)制作の流れ
1.3 ランディングページ(LP)制作時の注意点
2 ランディングページ(LP)の構成作成のポイント
2.1 目的・KPIの設定
2.2 ターゲット像の整理
2.3 情報の整理・訴求ポイントの決定
2.4 構成の決定
2.5 デザインの決定
3 効果的なランディングページ(LP)の運用方法
3.1 ランディングページは作って終わりではない
3.2 ランディングページ制作を業者に依頼する時のポイント
4 まとめ
国内最大手広告代理店のWebマーケティング担当として、大手飲料メーカーや大手不動産、大手エステサロンなどのクライアントで年間15億円以上の案件を担当してきた実績・知見から皆様にわかりやすい情報をお届けします。
1 ランディングページ(LP)とは
まずはじめに、ランディングページとは何かについてですが、定義としては広告をクリックした時の遷移先となる着地(Landing)ページのことです。
広義の意味では、広告のリンク先に自社ホームページのTOPなどを設定している場合、そちらもランディングページとなりますが、Webマーケティング業界においては広告のリンク先として作成した専用の1ページのことを指します。
それでは、以下詳しく解説していきます。
1.1 ランディングページ(LP)の役割と目的
ランディングページが広告の遷移先ページとご理解頂いたところで、どのような役割があるのか、何のために作るのか、について解説していきます。
まず、ランディングページの役割としては「Web広告の成果(問い合わせ獲得や商品購入など)の改善」がメインとなります。
ホームページを店舗として例えると、ランディングページは特設コーナーのイメージになります。
つまり、自社サービス・商品についての情報を網羅して取り揃えているのがホームページで、特定のサービス・商品について購買意欲を刺激するようにまとめたものがランディングページです。
1.2 ランディングページ(LP)制作の流れ
続いて、ランディングページ制作の流れについてですが、以下の順序で進めるのがおすすめです。
・目的/KPIの設定
・ターゲット像の整理
・情報の整理/訴求ポイントの決定
・構成の決定
・デザインの決定
まずは、ランディングページの目的(問い合わせが欲しいのか、商品の購入をさせたいのか、会員登録をさせたいのか)を決定します。
次に、自社サービス・商品を届けたい(=ランディングページに連れてくる)ターゲット像を整理します。
そして、上記ターゲットに目的を達成させるために必要な情報を整理し、一番訴求したいポイントを決め、必要な情報を並べる順番(構成)を決定し、それを伝えるのに最適なデザインを決める。
このような流れで作成していきます。
1.3 ランディングページ(LP)制作時の注意点
ランディングページを制作する時の注意点としては「情報を盛り込み過ぎないこと」です。
せっかくページを作るのだから、自社サービス・商品についての情報をあれもこれも全て載せなければもったいない。と考えてしまうかもしれませんが、これは逆効果です。
前述の通り、ランディングページは広告の遷移先ページですので、訪れるユーザーは競合他社と比較検討しているケースがほとんどです。
そのようなユーザーは、こちらが思うほどアピールの時間をくれるわけではありません。
経験したことがあると思いますが、どんなに丁寧に説明をしてくれる店員でも、自分の聞きたいこと以外の話を長々と話されては、かえって不快に感じると思います。
ランディングページも同様で、ユーザーが欲しい情報を分かりやすくまとめることが重要です。
2 ランディングページ(LP)の構成作成のポイント
実際にランディングページの構成を作る際のポイントをご紹介します。
2.1 目的・KPIの設定
まずはじめに行うのはランディングページの目的・KPIの設定です。
ランディングページに連れてきたユーザーに何をして欲しいのか、何を目的にコストをかけてランディングページを制作するのかを設定しなければなりません。
目的がはっきりすれば、どのようなランディングページにすればよいかの方向性が見えてきます。
(例:商品購入が目的であれば、魅力的に見せる写真や動画を多く入れる。メルマガの会員登録が目的であれば、メルマガ登録で得られるメリットをたくさん伝えるなど)
2.2 ターゲット像の整理
ランディングページの目的が設定できたら、次にターゲット像の整理をしましょう。
ターゲットとなるユーザーは普段どのような悩みを抱えていて、ランディングページを訪れることで自社サービス・商品と出会い、どのような流れで悩みを解決出来るのか。
このように一連の流れをストーリーとしてイメージしましょう。
2.3 情報の整理・訴求ポイントの決定
ランディングページの目的とターゲット像を明確にしたところで、次に行うのは情報の整理です。
ターゲットとなるユーザーに目的を達成させるためにはどのような情報を届けるべきか、そしてその中で最も訴求すべきポイントは何かを決定します。
これには前項でイメージしたストーリーが役立ちます。
つまり、
・必要な情報=ターゲットが抱える悩みへの回答
・訴求ポイント=ターゲットが一番困っている悩みへの回答
となります。
2.4 構成の決定
必要な情報と訴求ポイントを決めたら、いよいよ全体の構成を決定します。
ここまででの手順を踏むことで大枠イメージは出来ていると思いますが、ランディングページを訪れたユーザーが目的を達成するまでのストーリーに沿って、上から順番に情報を並べていけば構成の完成です。
具体的には、訴求ポイントをページの最上部(ファーストビュー)に設定し、ランディングページを訪れた瞬間に目に入るように配置します。
ファーストビューで「このページは自分の悩みを解決できそう!」と興味をもたせ、続いて「そうそうこんな悩みを抱えているんだよ!」と共感させ、「そのお悩みはこうやって(このサービス・商品で)解決できます!」と解決のイメージをもたせ、「金額やサービスの流れ」で具体的な検討材料を与え、「実績」「口コミ」などで最後の後押しをするといったような流れです。
2.5 デザインの決定
構成まで決まったら後はデザインの決定です。
デザインについては「これが正解」といったものはありませんので、色々なパターンを試す必要があります。
ですが、ターゲット像やストーリーがイメージできていれば、どのようなデザインが伝わりやすいかの方向性は見えていると思いますので、まずはその方向性のものを始めに試すのをおすすめします。
一つ注意点としては、ホームページのテイストに無理に合わせる必要はない。という点です。
もちろん企業ロゴやブランドカラーは合わるべきですが、ランディングページはホームページとは別の1枚完結のチラシとして、フォントやイラストなど自由にデザインをして問題ありません。
ランディングページの目的はあくまで「Web広告の成果改善」ですので、ホームページのテイストに合わせた結果、改善が見込めなくては意味がありません。
ランディングページの目的を最優先してデザインを決定しましょう。
3 効果的なランディングページ(LP)の運用方法
最後にランディングページ制作後の運用方法についてご紹介します。
3.1 ランディングページは作って終わりではない
まず1番重要なポイントとしては「ランディングページは作って終わりではない」ということです。
ここまでランディングページ作成の流れやポイントをお伝えしましたが、サービス・商品によって最適なランディングページは様々です。
一番目立つファーストビューだけでも、いくつもの切り口パターンを試す必要がありますし、構成要素についても順番を変えたり、デザインを変えてみたりと、試行錯誤を行うことで更なる成果改善が見込めます。
3ヶ月や半年など定期的に数値を集計し、振り返るタイミングを設けることが効果的な運用に繋がります。
3.2 ランディングページ制作を業者に依頼する時のポイント
ランディングページを作成する際、外部の業者に依頼するケースが多いかと思いますが、その際にもポイントがあります。
「単なる1ページの制作なんだからホームページを作ってもらった会社にお願いすればいい」と思うかもしれませんが、ランディングページは制作よりマーケティングに近い領域ですので、しっかりと戦略を立てて制作が出来る会社でなければ、効果的なページは出来上がりません。
理想としては、WebマーケティングとWeb制作のサービス両方を扱っている会社、特にランディングページ制作を事業として行っている会社に依頼するのがおすすめです。
4. まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はランディングページについて解説してきました。
「1ページで作るホームページ」と誤解されることの多いランディングページですが、今回ご紹介した内容で、その違いをご理解頂けたかと思います。
Web施策の成果改善が期待できる施策ですので、是非今回の記事をご参考にランディングページ制作をして頂けると幸いです。
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